アークウィバスとは、それまでに登場した火器に銃床を取り付けた事が特徴の銃砲である。 これはクロスボウの原理を応用したものである。 その為、今日におけるライフルに似ているが 引き金はなく、人間が火口に直接着火するタッチホール式である。
アークウィバスは火縄銃という意味を持ち、 その語源は独語で鉤爪付き銃を意味する Hakenbüchseである。 この名前はarcubusariisとなり、やがてアークウィバスとなった。 単にarquebusを独訳で Hakenbüchseと言うだけであり、 基本的に同じ武器を指す。 主に、15世紀初期のarquebusを 銃床がないハーケンビュクゼと言い、 15世紀中頃のものを本項の図版のような銃床を備えたアークウィバスと言う。
項目 | 内容 |
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名称 | アークウィバス |
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分類 | 火器/銃砲 |
全長 | 75cm〜120cm |
重量 | 2.5〜4kg |
射程距離 | 50〜100m |
時代 | 14〜15世紀 |
地域 | ヨーロッパ |
文化圏 | 欧州 |
更新日:2004/09/06