拐子銃とは、初期の頃の銃砲における弱点を切り抜ける為に作られた。 その弱点は、当時の銃砲の機構は、どれも発射までに時間がかかるものだった。 この拐子銃は、銃身に木の柄が付いている事は、特に普通の銃砲と変わりないが、 銃身に三つの弾を装填する事が可能であった。
その弾には、直系12mm程度と思われる弾丸が二発入っており 導火線へ着火する事により発射する。 これにより二発ずつ、計六発の弾丸を連続で発射する事が可能となる。
しかしながら、導火線による点火方法では即座に発射する事は出来ない。 火薬に火が達するまでに時間がかかるからである。 しかし、弾を発射した後、既に次弾が装填されているというのは 当時としては馬鹿にできたものでもないだろう。
項目 | 内容 |
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名称 | 拐子銃 |
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分類 | 火器/銃砲 |
全長 | 70〜80cm |
重量 | 4kg |
射程距離 | 50〜150m |
時代 | 14〜17世紀 |
地域 | 中国 |
文化圏 | 元、明 |
更新日:2005/02/21