サーペンタイン・ロック・ガンとは、 アークゥィバス の発展型で、最初の火縄銃と言えるものである。 人間が火を火口に着火させるタッチ・ホール式であったアークゥィバス等の 銃砲は、安定した狙いをつける事が出来ないといった欠点があった。 そしてサーペンタイン方式が考え出されたのである。
現代において引き金にあたるS字型の金具を、それまでのアークゥィバスに 装着し、金具の片方に火種を取り付けた。 この金具を操作する事によって 火薬に点火させ、弾丸を発射できるようになったのである。 金具は、「S字」や「曲がりくねった」などを意味するサーペンタインと呼ばれ、 この発射方式の由来にもなっている。 この方式に最も苦労したのは、何を火種に用いるかという事であった。 火縄に発明には多くの時間を要したのだった。
項目 | 内容 |
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名称 | サーペンタイン・ロック・ガン |
serpentine lock gun(サーペンタイン・ロック・ガン) | |
分類 | 火器/銃砲 |
全長 | 1〜1.2m |
重量 | 3〜5kg |
射程距離 | 50〜150m |
時代 | 15世紀 |
地域 | 欧州 |
文化圏 | 欧州 |
更新日:2004/09/08