イプシロン・アックスは、ギリシア文字の εに似た形状の斧刃を備えている。 イプシロン状の形状である事から、 今日に至ってイプシロン・アックスと呼ばれるようになったのである。 このような形状は、スカラップ状の斧刃とも言う。
こうした斧刃を柄に取り付けるには、まず、木の柄に溝を彫る。 そこへこの斧刃をはめ込む。そして刃の穴にひもを通して固定する。 また、ピンのような金属棒を用いる方法もあり、この場合は柄の側面から 斧刃を突き通す。因みに図版画像では後者の形状を採った。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | イプシロン・アックス |
epsilonaxe(イプシロン・アックス) | |
分類 | 打撃/斧 |
全長 | 700〜100cm |
重量 | 1.5〜1.8kg |
時代 | 紀元前20〜紀元前15世紀 |
地域 | 中近東 |
文化圏 | 古代エジプト |
更新日:2004/11/13