鉞は、斧から発展した武器である。 日本における二つの違いは、斧は斧頭が小型で肉厚、 鉞は斧頭が大きく薄くなっている点である。
鉞は、斧と同様に重い武器で、敵を打ち切るといった用法が可能である。 たとえ鎧を着ていようが、 当たりさえすればその衝撃で骨を折る事もあった。
鉞は戦闘用の武器として鎌倉時代に登場したが、武器としての独自の発展はなかった。 西洋ではバトルアックス のような戦闘用斧があるが、鉞は工具と紙一重だったと言える。
項目 | 内容 |
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名称 | 鉞 |
鉞(まさかり、masakari) | |
分類 | 打撃/斧 |
全長 | 60〜120cm |
重量 | 500〜3000g |
時代 | 12〜17世紀 |
地域 | 日本 |
文化圏 | 日本、工具 |
更新日:2005/03/15