斧は石斧を起源とし、木を切ったりする工具として使われている。 石斧とは石の斧であり、石器時代には多くの地域で見られ、それは日本も同様であった。 斧はその重量により、切るよりも叩き切るといった使い方で、 当たれば大きなダメージを与える事が出来る。 また、堀や門の破壊にも使われた。
時代が下って武士が登場すると、防具は頑丈なものとなり、矢等を通さなくなる。、 しかし、斧ならばそうした敵にも対抗可能だ。 体力のある者しか扱えないが、騎馬に対しては、馬の足を折る事が出来、 また、鎧の上からでも打撃力によって骨を折る事が可能であった。 しかし戦国時代には戦法の集団化や鉄砲の伝来で、隅に追いやられた存在となる。 しかし元々工具だった事もあり、敵陣の柵を破壊する事に使われた。
項目 | 内容 |
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名称 | 斧 |
斧(おの、ono) | |
分類 | 打撃/斧 |
全長 | 60〜120cm |
重量 | 500〜3000g |
時代 | 紀元前10〜紀元後17世紀 |
地域 | 日本 |
文化圏 | 日本 |
更新日:2005/03/14