クラブとは、ただの流木や骨である。 タネも仕掛けもないが、握りが細く先端が太いものを探して使った。
クラブは、我々が人類とは分類し難い種族だった頃;永劫の太古より使われてきた。 およそ400万年前、アウストラロピテクスと呼ばれていた時代の類人猿が、 他の動物との戦争に使った骨などの棍棒にその原型を見る事が出来る。 この単純極まりない武器は時代を経るにつれて、単体棍棒から、 持ち易く、攻撃力を増すよう工夫された合成棍棒となった。
図版3DCG作成にはShadeというソフトを用いているが、 今回は付属ツールのマジカルスケッチを用いた。 マジカルスケッチとは平面に描いたものを三次元形状にしてくれるツールだ。 図版のクラブは単純な形状にした事もあり、作成に要した時間は数ある図版の中でも最も短い。 モデリングだけならば、一筆書きで3秒で完成だった(実話)。 勝手に凹凸のあるポリゴンメッシュにしてくれるので、適度なリアリティさもある。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | クラブ |
|
|
分類 | 打撃/棍棒 |
全長 | 60〜70cm |
重量 | 1.3kg〜1.5kg |
時代 | 400万年前〜現代 |
地域 | 全世界 |
文化圏 | 全世界 |
更新日:2004/02/13