棍とは、何の変哲もないただの棒である。 堅い木を丸く削って作られた棒状の打撃武器で、様々な長さがあり、中でも240cm程のものが最も多く使用された。 敵を打つという単純な用法で、またコストもかからない事から、広く、また古い時代から使用されてきた。 しかし、B.C.2世紀頃には主要武器としてではなく、権威の象徴となる錫杖として残るようになる。 時代が変わって、宋代、兵士は重装備化し、打撃武器が再び注目を集めるようになった。 そのような時には、戦場で再び使用される事もあった。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 棍 |
|
|
分類 | 打撃/棍棒 |
全長 | 1.1〜3m |
重量 | 700〜2000g |
時代 | 紀元前3000年〜現代 |
地域 | 中国 |
文化圏 | 中国 |
更新日:2004/02/23