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掛矢 kakeya

kakeya

掛矢は、太鼓に棒を挿したような形状をした、大きな槌である。 因みに、叩いても音は響かない。 太鼓の形をした打撃部分は堅い材質の木が選ばれ、それに 柄を差込んである。全体としてはT字型となる。

敵を攻撃する為の武器としてはあまり使われないが、 戦場において道具としての役割を大いに果たした。 敵の攻撃から身を守る為の柵や杭を地面に打ち込む時、 敵の城門などを破壊する時等がその活躍場であった。 江戸時代には、赤穂浪士による吉良邸への討入の際、 門扉の破壊に掛矢が使われている。

武器として使うとしても、重い武器である為、振り回すにはある程度の腕力を必要とするだろう。 掛矢を自らの七つ道具とした弁慶のような豪傑でなければ使いこなすのは難しいと言える。 しかし、金属で補強して戦場で振り回せば、百人力の効果を発揮出来る筈だ。

今日でも、建築や土木の道具として使われている為、目にする事があるかもしれない。 学生時代のとある時、私はテニス部に所属していた。 確かテニスコートを一新したのだったか、コートの地面に 釘(のようなもの)を打ち込む際、掛矢を用いていた。 地面に打ち込むには勢いよく振り下ろす必要があるが、目標は小さな釘という事もあり、 狙いが外れ、思うように使いこなせなかった事を記憶している。 人生で最も体力に自信のあった時代だと思うが、 掛矢は十分に重く、自由に操る事が出来なかったのであろう。 が、最終的に釘はしっかりと打ち込む事が出来たのである。 因みに釘にはビニール紐等を結び、ラインの目印とした。

掛矢:諸元
項目 内容
名称 掛矢
kakeya(掛矢)
分類 打撃/棍棒
全長 80〜120cm
重量 3〜3.5kg
時代 8〜19世紀
地域 日本
文化圏 日本

更新日:2005/03/10

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