メイスは、金属製の棒の尖端に金属製の柄頭を取り付けた複合型の殴打用棍棒である。 先端には様々な装飾が施されている。 メイスには様々なタイプがあるが、 このタイプは同じ形状の鉄片を放射状に繋ぎ合わせた出縁付き型メイスで、 14世紀頃、欧州中部でその原型が見られた。
当時、メイスは重い板金鎧であるプレートアーマーに対して効果を発揮した。 古代において、メイスは直積的な力の象徴であり、やがて、 支配者が持つ職杖へと姿を変え、現在も聖職者などに使われている。
項目 | 内容 |
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名称 | メイス |
mace(メイス) | |
分類 | 打撃/鎚鉾 |
全長 | 30〜80cm |
重量 | 2〜3kg |
時代 | 紀元前14〜紀元後17世紀 |
地域 | 欧州 |
文化圏 | 欧州、中世ヨーロッパ、聖職者 |
更新日:2003/05/31