フォシャールとは巨大な湾刀の棟側に鉤爪を取り付けた薙刀の一種である。 グレイヴの発展型とされており、地域や時代によっては、敢えて区別をせずに単にグレイヴと呼ぶ。 グレイヴ同様に刃は大きく、強力な斬撃力を持つ。 しかし何と言っても特徴は鉤爪であり、敵の攻撃を受け止めたり、 敵を引き倒したりする事が可能である。
敵の攻撃を受け止める事は、かなり有効である。 15世紀頃にはあったら良い機能がなくてはならない機能になっていたのである。 この時代の武器はキャンドル・スティックや ハルベルト等、敵の攻撃を受け止められるものが多い。 それが出来ないグレイヴは役不足であり、進化は必然性があったのだ。 やがてクーゼへと発展するのだが、 この鉤爪は大型化され、何かを象徴する飾りになる。
項目 | 内容 |
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名称 | フォシャール |
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分類 | 長柄/鉾槍 |
全長 | 2〜3.5m |
重量 | 2〜3.5kg |
時代 | 15〜17世紀 |
地域 | 欧州 |
文化圏 | 欧州 |
更新日:2009/06/21