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フットマンズ・アックス footmans axe

footmansaxe

フットマンズ・アックスは、ハルバート のような鉾槍類の特徴を備えており、斧を思わせる刃、尖った鉤、刺突の為の切先がある。 鉾槍類の武器には共通して言える事だが、これ一つで色々な機能を持ち合わせている。

斧の刃は、鎧を装備した敵を打ち据える事が出来る。 その反対側にある鉤爪は、敵が装備している兜を壊したり、或いは バトル・フック のように相手を引き倒す事も可能である。 更に先端にある穂先で相手を突き刺し、とどめを与える事が出来る。

しかしフットマンズ・アックスは非常に重く、多くの長柄武器がそうであるように両手で扱った。 その為、騎乗しない兵士すなわち歩兵達の武器として広まる事になった。 歩兵用の斧という事で、 footman's axe と呼ばれたのである。 重い武器である為に、重装備である騎士の鎧を打ち砕くには十分な効果を発揮し、 特に英国においてよく用いらた。 多く広まった為に様々な種類や形状のものが存在する。 ハルベルトと並んで、欧州を代表する長柄斧の総称と言える。

フットマンズ・アックス:諸元
項目 内容
名称 フットマンズ・アックス
footman's axe(フットマンズ・アックス)
分類 長柄/鉾槍
全長 2〜2.5m
重量 2〜3kg
時代 15〜20世紀
地域 イングランド
文化圏 イングランド

更新日:2004/12/05

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