ロッホバー・アックスは、鉾槍類に多く見られる斧刃と鉤爪を備えている。 この鉤爪はジャッドバラ・アックス にも見る事ができるflukeというもので、敵を引き倒す等、 バトル・フック のような使い方であった。
ロッホバー・アックスを用いたのは、スコットランドのハイランダーと呼ばれる高地人である。 主にスコットランド民兵が、ジャッドバラ・アックス等とともに、このロッホバー・アックス を用い、イングランドと戦った。 当初はイングランド相手に有効な戦斧として活躍したが、 火器の時代とともに時代遅れの武器となっていく。 やがてスコットランドは大英帝国に駆逐され、これらの武器は処分された。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | ロッホバー・アックス |
lochaber axe(ロッホバー・アックス) | |
分類 | 長柄/鉾槍 |
全長 | 2〜2.5m |
重量 | 2.2〜2.5kg |
時代 | 15〜18世紀 |
地域 | スコットランド |
文化圏 | 西欧 |
更新日:2005/05/04