ブリーチ・パイクとは、オウル・パイクから鍔を取り外した槍である。 穂先は60〜70cmとやや短くなっているもの、逆に柄が長くなっている。 穂先の断面は菱形や四角形がある。
当時の騎士達はハウバーグという鎧を装備していた。 ハウバーグは金属の輪を繋ぎ合わせるだけという単純な構造であり、面倒ではあるが生産が簡単である為、多くの騎士達が装備した。 しかし輪を編んだ鎧は斬撃をよく防御してくれたものの、刺突に弱いという弱点があった。 この為、長く鋭い穂先を持ったブリーチ・パイクの格好の餌食となり、 輪と輪の隙間から刺突攻撃を受ける事になってしまった。
項目 | 内容 |
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名称 | ブリーチ・パイク |
英:breach pike(ブリーチ・パイク) | |
分類 | 長柄/槍 |
全長 | 4〜6m |
重量 | 4.5〜6.5kg |
時代 | 13〜16世紀 |
地域 | 欧州 |
文化圏 | 欧州 |
更新日:2004/08/21