コルセスカとは二等辺三角形状の両刃の穂先を備え、その根元の両側に刃が設けられた翼付き槍である。 穂先は細長いものや幅広のもの等、突起は直線のものや湾曲したもの等、種類も豊富である。 とりわけ特徴的な派生は、 フリウリ・スピアーや ショヴスリである。
コルセスカは、刃根元に設けられた突起の活用次第で、多目的に使える。 敵の斬撃による攻撃であれば、突起で受け止める等、護拳としての効果も期待出来る。 また刺突に用いた他、深く突き刺さって抜けなくなる事も防止出来る。 その他に鉤爪としても使用可能で、引き倒しや引き切りが行えた。
コルセスカは猪槍 やランデベヴェ から発展したとされており、イタリアで誕生した。 語源はコルシカ長柄槍である。 イングランドやドイツでは、同じ形状を備えた武器がルンカと呼ばれた。 こちらはロンコーネを語源とする。
項目 | 内容 |
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名称 | コルセスカ |
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分類 | 長柄/槍 |
全長 | 2.2〜3m |
重量 | 2.2〜3kg |
時代 | 15〜17世紀 |
地域 | 西欧 |
文化圏 | 西欧 |
更新日:2009/08/14