ランデベヴェとは穂先が両刃で幅広になった鉾である。 形状が牛の舌のようであるから、この名が付けられた。 ランデベヴェの穂先は長く作られており、これは威力の強化に一役買っている。 当時のイタリアはルネサンス期であり、盛んに行われた武器の研究成果の賜物である。
ランデベヴェの起源を辿ると、フラメア等の武器の行き着くようである。 ランデベヴェやランデベヴェが発展した武器は一貫して パルティジャーナの一種である。 そこで敢えて区別をせず単にパルティジャーナないし牛の舌形パルティジャーナとも呼ばれる。 これは反体制派が用いた事に由来する。 15世紀末のイタリア・フランスではゲリラや農民一揆が活発だった。 ランデベヴェは訓練が未熟な者であっても使いこなす事が可能で、彼らがよく用いた。 その為か、ランデベヴェはやがてパルティジャーナと呼ばれるようになった。
項目 | 内容 |
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名称 | ランデベヴェ |
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分類 | 長柄/槍 |
全長 | 1.5〜2.5m |
重量 | 1.8〜2.8kg |
時代 | 15〜17世紀 |
地域 | 欧州 |
文化圏 | ルネサンス、農民一揆 |
更新日:2009/07/13