長柄槍は、読んで字の如く、長い柄を備えた槍である。 基本的な構造は素槍と同じだが、柄が長い分、穂先は若干短めとなっている。 極端に長い柄によって戦闘を有利にするという試みは、古今東西を問わず試みられ、日本とて例外ではなかった。 西洋の世界では、サリッサやパイクが主な例である。
日本においては織田家が用いた事が始まりであった。 当時、前線で戦う兵士は武芸の心得を持たない農民達である。 しかし長い槍は間合いの長さと集団戦法によって威力を発揮し、戦闘の展開を左右するまでになる。 訓練された彼らは槍組と呼ばれ、彼らの強さが勝敗を決するとすら言われた。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 長柄槍 |
nagaeyari(長柄槍) | |
分類 | 長柄/槍 |
全長 | 3.64〜6.4m |
重量 | 3〜5.5kg |
時代 | 16〜19世紀 |
地域 | 日本 |
文化圏 | 日本、戦国時代、江戸時代、幕末 |
更新日:2004/11/20