ピルム・ムルスは、全木製で、両端を鋭く尖らし、中央に握りのある長柄武器である。 敵に投げ付けたり、刺突等が主な使い道であった。 軽く長く扱い易く、色々な場所で緊急用武器として傍らに置かれていた。
ローマ軍が常用した投げ槍に ピルムというものがある。 また、ムルスは城壁を意味する。 つまり、ピルム・ムルスは「城壁用の槍」という意味である。
項目 | 内容 |
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名称 | ピルム・ムルス |
pilummuralis(ピルム・ムルス) | |
分類 | 長柄/槍 |
全長 | 1.8〜2m |
重量 | 1〜1.3kg |
時代 | 紀元前2〜紀元後3世紀 |
地域 | イタリア |
文化圏 | 古代ローマ |
更新日:2003/05/24