竹槍は、その名の通り竹でできた槍である。 真っ直ぐで、肉の厚い青竹を用い、根元側に適当な角度を持たせて切り落とす。 竹の葉が茂る側が握り手となる。 握り手の部分は、節があると邪魔である為、削って、持ち易くしてある。 穂先には油を塗って火で焙り、これを繰り返す。 こうする事によって、穂先に油が染み込み丈夫になるのである。
竹槍は非常に手軽な武器である為、主に武器を持たない民衆が用いた。 農民の一揆等、必ず登場する武器がこの竹槍である。 世間の記憶に新しい所では、戦時中の日本において竹槍が用いられた。 出兵しない国民達は竹槍の訓練を受けたのである。 米軍が本土上陸した際には、これで戦うつもりだったようだ。
竹槍は最も手軽に作る事の出来る武器の一つと言える。 今日においても、その辺に生えている竹を切り、直ぐに完成するであろう。 但し、人の家の庭に生える竹を勝手に切って持っていくと怒られるであろうが。
項目 | 内容 |
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名称 | 竹槍 |
竹槍(たけやり、takeyari) | |
分類 | 長柄/槍 |
全長 | 4m |
重量 | 1.8〜2.5kg |
時代 | 16〜20世紀 |
地域 | 日本 |
文化圏 | 日本、農民 |
更新日:2005/02/08