手突槍は手突矢から発展した武器であり、その形状や用法に大きな差はない。 江戸時代に正式に完成し、羽が無く、小槍に近いものとなっている。
手突槍は、刺突、投擲といった攻撃方法があり、その大きさからして主に片手で取り扱った。 コンパクトな要素を持っている為、護身用として用いられ、 江戸時代には武士が外出する際に携帯する事もあった。
手突槍は手突矢と類似しているが、ここで紹介する手突槍は槍の用法に近い。 その為手突矢は投擲に分類したが、手突槍は長柄に分類した。 勿論、二つは必ずしも全く別の武器というわけではない。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 手突槍 |
手突槍(てつきやり、tetsukiyari) | |
分類 | 長柄/槍 |
全長 | 50〜60cm |
重量 | 70g |
射程距離 | 5〜20m |
時代 | 16〜19世紀 |
地域 | 日本 |
文化圏 | 江戸時代、護身用 |
更新日:2005/04/13