偃月刀とは極めて重い刃を備えた大刀の一種である。 その名の通り三日月の形をした刃が特徴で 半月刀という別称を持つ。 実戦よりも演舞向きであり、鮮やかな装飾が施されていた。
偃月刀は演舞や訓練といった用途に使われた。 その重量は大刀の中でも最も重い部類に属する為に実戦的ではなく、むしろ訓練の場において腕力を示す為であった。
明の時代に大刀として使われた武器は少なく、 この偃月刀や鉤鎌槍くらいなものであった。
項目 | 内容 |
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名称 | 偃月刀 |
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分類 | 長柄/大刀 |
全長 | 1.7〜3m |
重量 | 12〜25kg |
時代 | 10〜20世紀 |
地域 | 中国 |
文化圏 | 宋、明、演舞、鍛錬 |
更新日:2008/10/17