クロスボウとは、台座に弓が水平に取り付けられており、引き金によって矢を発射するカラクリである。 また、通常の弓と異なり、弦を引いた状態で固定出来る。 クロスボウは、職業的な訓練を要するロングボウとは異なり、 発射器の操作を覚えるだけで、矢を遠くまで発射する事が可能な扱い易い武器である。 種類によっては、より強力な矢を発射する為に手では引けない強い弓を搭載したものもあり、 専用の巻き上げ機を使用する場合もあった。 この為、矢を番えるのに時間がかかる事が致命的な欠点となるが、 その代償として威力は絶大、並のプレートアーマー程度なら軽く貫通させる事が出来た。
その昔、私はよく悪友とつるんでいた。 ある時、シャープペンシルや虫ピンその他諸々の日用品を組み合わせ、私は小型のボーガンを作り出した。 勿論、友達もそれに対抗して同等のものを作り出す。 朝早く学校に来ては自作ボーガンで遊んでいたものである。 当時の私は幼いながらにもこういった武器の存在は多分知っていたような気がするが、 おそらくメカニズムまでは理解していなかったように思う。 とはいえクロスボウは子供でも発案出来る位に単純な機構である。 今思えば我ながら恐ろしい事をやっていたわけだが、勿論、良い子の皆さんはマネしてはいけない。
項目 | 内容 |
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名称 | クロスボウ |
英:crossbow(クロスボウ) | |
分類 | 射出/弩・石弓 |
全長 | 80〜100cm |
重量 | 6〜10kg |
射程距離 | 60〜300m |
時代 | 3〜18世紀 |
地域 | 欧州 |
文化圏 | 欧州 |
更新日:2004/02/09