ホウバーグとは、鎖帷子の一種であり、 丈長のものを指す。半袖タイプ、長袖タイプ、手袋まで一体のもの、 鎖頭巾まで一体になったもの、と様々なバリエーションがある。
ホウバーグはノルウェー人が使用した事に始まり、やがて 中世ヨーロッパにおける騎士達の標準的な装備となった。 共に装備された兜は、13世紀頃までは ノルマン・ヘルム、 13世紀頃以降はグレイト・ヘルムが使用された。 ホウバーグは当初は服の一番上に着たが、やがて更にその上に 布製のサーコートを着用するようになる。 これは金属の鎧がむき出しでは、太陽の光が反射して目立ってしまう為である。
鎖帷子は騎士の象徴であり、兵士の着用は許されなかった。 騎士以外にはやや身分の低い領臣が装備した程度であった。項目 | 内容 |
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名称 | ホウバーグ |
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分類 | 防具/鎧 |
全長 | 80〜150cm |
重量 | 9〜14kg |
時代 | 8〜18世紀 |
地域 | 欧州 |
文化圏 | 欧州、騎士 |
更新日:2008/12/29