バーゼラルドは、 ローマ数字の1を思わせる鍔と握りと柄頭を備えた短剣である。 先細で両刃のものが大半を占めているが、欧州で広く使われたため、 地域によって多少独特な形状を持つものもあった。 図版画像は、鍔と柄頭が互いに反発して湾曲している一般的なものだが、 イタリアで使用されたものは平行になっていた。
刺突などの攻撃に用いられた他、戦場の戦士が食事をする際にも用いられた。 刃厚は薄く切れ味も良かった為、工具としても利用できる万能な武器である。 バーゼラルドの起源は、スイス北西部 バーゼル-シュタット準州の州都 バーゼルと言われている。 また、 ショート・ソード の一種としても知られており、そうしたバーゼラルドは ストータ式と呼ばれていた。
項目 | 内容 |
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名称 | バーゼラルド |
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分類 | 刀剣/短剣・短刀 |
全長 | 30〜50cm |
重量 | 400〜600g |
時代 | 13〜15世紀 |
地域 | 欧州 |
文化圏 | 欧州 |
更新日:2004/10/20