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匕首 bĭshŏu

bishou

匕首とは、鍔のない短剣である。 中国史上の至る所で登場し、主に暗殺に使用された。 というより暗殺に用いられる短剣全般を匕首と呼ぶ。 刃は短いが、急所をうまく突けば相手を仕留める事が可能である。 相手の心臓を的確に狙う事も重要だが、 成功の秘訣は、如何にして隠し、そして怪しまれずに近付けるかである。 例えば史記には以下のような話がある。

使専諸置匕首於炙魚之中以進食。手匕首刺王僚。

専諸をして匕首を炙魚の中に置き、以て食を進めしむ。 匕首を手にし王僚を弑す。

これは紀元前6世紀の春秋時代の話である。 当時、呉では王位継承が複雑な事情になっており、 公子である光は自分が王位を継ぐべきと考えていた。 前515年、機は熟した。 光は王僚を自宅に招き、配下の専諸に焼魚を運ばせた。 焼魚には匕首が隠してあったのである。 衛兵は王を守るべく、で 専諸を刺突するが、専諸は暗殺に成功する。 かくして光は王位に即いた。 これが臥薪嘗胆という言葉の発端となる呉王闔廬である。

匕首は中国の歴史と共にあり、武器の材質が未熟だった時代から使われた。 最初は青銅製で作られ、やがて戦国時代に入ってからは鋼鉄で作られるようになる。

匕首:諸元
項目 内容
名称 匕首
  • 中:匕首bĭshŏu、ビショウ)
  • 漢:匕首(ヒシュ)
  • 日:合口、匕首(あいくち)
分類 刀剣/短剣・短刀
全長 10~45cm
重量 100~200g
時代 紀元前2000年~紀元後20世紀
地域 中国
文化圏 中国、暗殺

更新日:2008/08/25

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