クファンジャルは、 S字状に湾曲した刀身を持ち、装飾的な象眼が施された武器である。
起源は、トルコから旧ユーゴスラビアにかけた一帯で、 インドやペルシアで用いられるものは初期の直身のものが一般的である。 クファンジャルには、アラビア語で「肉切りナイフ」という意味がある。
16〜18世紀頃からは装飾品としての意味合いが強くなり、 王族や貴族階級が護身用携帯武器として身につける事が多くなる。 しかし、ロシアでは一般的に用いられた。
項目 | 内容 |
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名称 | クファンジャル |
khanjar(クファンジャル) | |
分類 | 刀剣/短剣・短刀 |
全長 | 30〜40cm |
重量 | 200〜300g |
時代 | 11〜19世紀 |
地域 | 中近東(インド、ペルシア)、ロシア |
文化圏 | インド、ペルシア、ロシア |
更新日:2004/02/07