カッツバルゲルは、打ち切り用の幅広の剣である。 最も大きな特徴は鍔の部分にあり、“S”の字になっている。 3DCGファイルを閲覧可能な環境にあるなら、そのS字型の形を見て取る事が出来ると思われる。
神聖ローマ帝国のマクシミリアン一世は、 1486年に「ランツクネヒト“lansknechi”」という 歩兵部隊を編成した。 彼らは腰にカッツバルゲルを帯びて、派手な装束を 身にまとって戦った
カッツバルゲルの由来は二つの説がある。 一つは独語の俗語で「喧嘩用」というもの。 もう一つは「猫科の毛皮」を意味する「カッツェンフェル“katzenfell”」 というもの。 その理由は、ランツクネヒト達が鞘の代わりに猫科の動物の毛皮を剣に巻いていたからである
項目 | 内容 |
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名称 | カッツバルゲル |
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分類 | 刀剣/剣・刀 |
全長 | 60〜70cm |
重量 | 1.4〜1.5kg |
時代 | 16〜17世紀 |
地域 | ドイツ |
文化圏 | 神聖ローマ帝国 |
更新日:2005/03/23