柳葉刀とは刀身が細長く湾曲した刀である。 丁度、柳の葉に似ている事からこの名前が付けられた。 鍔は、楕円形の鉄皿状という少し変わった形状である。握り側が、皿の底である。 握りはやや湾曲している。また、柄頭に環は無い。 環は金属の輪であり、多くの刀剣に付いている。 それは、環に紐を結んで手首等に繋ぎ、落とさないようにする為である。 柳葉刀には、代わりに刀彩と呼ばれる布切れが付けられており、フェイント等を行った。
本来、刀とは広義的な意味を持つが、中国において刀は柳葉刀の事を指す。 初期の刀は直刀であり、刀身は直線であった。 やがて、湾曲したものが登場するようになる。 刀身が湾曲したのは、騎馬同士による戦いが増えたからである。 敵との接触時間は短く、すれ違いに突き刺す事は難しい。 しかし湾曲した刀ならば、効率良く、敵に向けて伸ばし、斬りつける事が可能である。
項目 | 内容 |
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名称 | 柳葉刀 |
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分類 | 刀剣/剣・刀 |
全長 | 50〜150cm |
重量 | 500〜2500g |
時代 | 紀元前2〜19世紀 |
地域 | 中国 |
文化圏 | 中国 |
更新日:2008/07/21