シャスクは、緩やかな湾曲を備えた刃による断ち切りや、擬似刃状の切先によって 突き刺す事が可能な刀剣である。 似た剣身を備えたものとして、 バスタード・ソード や、 ハンド・アンド・ハーフ・ソード が挙げられ、これら刀剣のような用法も不可能ではない。 但し、木製の握りは片手分のサイズしかなく、それら大剣のような 両手による必殺の一撃を食らわす事は難しい。
シャスクは主にロシアの軍隊が用いた。 19世紀序盤から第二次世界大戦に至るまで、コサック騎兵等が用い、 おそらくはサーベル的な存在であったと思われる。 元々はコーカサス地方のチェルケス人の武器であったが、 その地を征服したロシアが自らの軍隊に取り入れたのである。
項目 | 内容 |
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名称 | シャスク |
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分類 | 刀剣/剣・刀 |
全長 | 80〜100cm |
重量 | 900〜1100g |
時代 | 17〜20世紀 |
地域 | 東欧、ロシア |
文化圏 | コーカサス、ロシア |
更新日:2004/12/19