七支刀は、古代の日本の剣の一つで、刀身の左右にそれぞれ三本ずつ交互に剣の枝が生えている鉄製の刀剣である。 主体となる刀身を合わせて合計七本になる為、七支刀と呼ばれているが、 それを鉾と見なし六又鉾と呼ぶ場合もある。
実物は奈良県天理市にある石上神宮に鎮座されているらしいが、握りはないとの事。 そこで、古代は多分こんな感じのものがと、図版には付け加えてある。
刀身の両面に金象嵌の銘文があり、四世紀後半に百済から日本に贈られたと考えられている。 この七支刀は、「七枝刀」“ななさやのたち”と同一のものであると考えられており、 この七枝刀は日本神話における神剣である。 神武天皇が東征する際に、天照大神(アマテラス)と高木神(タカミムスヒ)の 命令を受けた建御雷神(タケミカズチノオ)が高天原から降ろしたのだ。 また、佐士布都神(サシフツ)や布都御魂(フツノミタマ)という別名もある。
項目 | 内容 |
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名称 | 七支刀 |
日:七支刀(しちしとう、shichishitou) | |
分類 | 刀剣/剣・刀 |
全長 | 750〜839mm |
重量 | 1.2kg |
時代 | 4世紀 |
地域 | 日本 |
文化圏 | 日本、日本神話 |
更新日:2004/08/07