武器図書館

歴史上の武器や兵器を3DCGで紹介

topdatabase刀剣剣・刀

タック tuck

tuck

タックとは、細く長い両手剣であり、刺突専門に使用された。 軽騎兵の補助武器であるが、握りが長く両手でも扱える為、下馬した時でも主要な武器として使用可能である。

タックの用途は突き通す事にあり、 鎖帷子等の 隙間のあるに対して刺突を行った。 やがて鎧は完全に身を守れるまでに発達し、西欧では16世紀頃に役目を終えた。 その一方で、東欧では17世紀頃まで使われた。 17世紀のポーランドでは、騎兵の comradepancerni が長さ170cmのタックを装備した。 コムラーデとは貴族階級の騎兵で、翼を付けていた。 主な武器は 騎槍パンセルニとは中流階級出身の騎兵であり、使用した武器は 軍刀戦鎚鎚鉾戦斧等、多岐に渡る。 タックを用いる者は、ポーランドやロシアの兵士達の間では、 koncharと呼ばれていた。

タック:諸元
項目 内容
名称 タック
  • 英:tuck(タック)
  • 英:mail-piercing sword(メイル・ピアスィング・ソード)
  • 仏:estoc(エスットク)
  • 独:Panzerstecher(パンツァーステッチャー)
  • ポーランド:koncerze(コンツェルス)
分類 刀剣/剣・刀
全長 1〜1.7m
重量 800〜900g
時代 13〜17世紀
地域 欧州
文化圏 欧州

更新日:2009/05/11

図版ファイル

関連情報

刀剣 > 剣・刀

サイト情報