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倭刀 wōdāo

wodao

倭刀とは、日本刀の事である。 大陸から日本へ伝わった直刀が、日本で独自に発展して打刀となり、 それが再び大陸で伝わったのだ。 倭刀という名称は、中国人が日本の事を倭ノ国と呼んでいた事に由来する。

倭刀は、日本から輸入された打刀を中国人がそう呼んでいただけであり、基本的な構造に変わりは無い。 斬撃力に極めて優れ、しかも軽量である事から、明の将軍が注目し、遂には軍の制式装備となる。 中国においても、日本刀法の流れを汲む中国剣法が生まれ、 苗刀として用いられた。

中国が日本刀の優秀さに気付いたのは、倭寇が使っていた為である。 それまでは美術鑑賞品としての扱いであった。 倭寇が使う日本刀は、中国軍の長柄武器相手にも引けを取らず、 穂先を切り落としてしまう為、 火縄銃よりも恐れられた存在であった。

倭刀:諸元
項目 内容
名称 倭刀
  • 中:倭刀wōdāo、ウォダオ)
  • 漢:倭刀(わとう)
分類 刀剣/剣・刀
全長 80〜160cm
重量 700〜1200g
時代 17〜20世紀
地域 中国
文化圏 中国

更新日:2009/03/15

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