ボーラは、重りに縄が括り付けられている武器である。 重りは4〜6個、時には10個用いて、それぞれの 縄の端をまとめて結んで、それが握る部分となる。 重りにはセイウチの 牙や骨が、玉子や球、動物の形に彫られて使われた。
ボーラは、アジアの先史時代が起源と言われる武器で、イヌイットや カウボーイが用いた。 使い方としては、両手それぞれに握り手と重りを持ち、重りの方を放して頭上で 振り回し、勢いをつけて投擲する。 主に野鳥などを捕獲し、また相手に打撃を与えたり、足に絡み付いて動きを 止めたりする事も可能である。
ボーラは英語でそのまま投げ縄という意味であり、他には lassoやlariatと言う。 語源はスペイン語のballである。 また、小型動物狩猟用ボーラはkelauitautinと呼ばれた。
項目 | 内容 |
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名称 | ボーラ |
英:bola(ボーラ) | |
分類 | 投擲/投縄 |
全長 | 70cm |
重量 | 600〜800g |
射程距離 | 30〜40m |
時代 | ?〜20世紀 |
地域 | アメリカ |
文化圏 | インディオ、カウボーイ |
更新日:2004/08/30