トマホークは、細く短い柄に小振りな斧頭が取り付けられた、手斧とも言える武器である。
今日、我々はインディアンの武器として認知する事が多いようだが、 西洋人は西部開拓時代に米先住民族の手斧に出会い、 boardig axeと呼び日常工具として用いた。 アメリカから輸入するだけでなく、ヨーロッパにおいても生産され、輸出されたものもある。 また、19世紀後半に英軍は正式装備としてトマホークを採用した事もある。
西洋人にも欠かせない武器となっていたトマホークは元々、米先住民族の武器であり、 彼らの言語で切るための道具を意味するtamahakanを語源としている。 日常工具や戦闘にも用いられ、熟練者なら投擲する事も出来た。 また、パイプとしての機能もある。ネイティブ・アメリカン達は、 パイプを使って煙草を吸う習慣があるからだ。 また、彼らの使うトマホークの木の柄には、まじないの文様が描かれる事もあった。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | トマホーク |
英:tomahawk(トマホーク) | |
分類 | 投擲/飛翔 |
全長 | 40〜50cm |
重量 | 1.5〜1.8kg |
射程距離 | 5〜20m |
時代 | 17〜20世紀 |
地域 | 欧米 |
文化圏 | 米先住民、欧州、工具 |
更新日:2004/09/04