アンゴンは、一般的な投槍より長く重く作られており、穂先は細身で、先端には鈎矢尻が付いている。 この為、なかなか引き抜けないようになっている。
アンゴンを用いたのは、古代ローマ帝国時代後期の、 ゲルマン民族大移動の際に侵入したフランク族である。 フランク族の戦士は、接近戦でアンゴンを投げ、敵の楯に突き刺した。 敵が、その重さによって盾を保持出来ないようにし、盾を下ろした敵を攻撃したのである。
項目 | 内容 |
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名称 | アンゴン |
羅/ゲルマン:angon(アンゴン) | |
分類 | 投擲/投槍 |
全長 | 1.5〜2.1m |
重量 | 1〜1.8kg |
射程距離 | 5〜20m |
時代 | 3〜7世紀 |
地域 | 西欧 |
文化圏 | フランク人、ノルマン人 |
更新日:2004/03/06