ピラは、柄にソケット状の長い穂先を取り付けた、細身の投槍である。 ピラは重要な先制攻撃の武器であり、古代ローマの戦闘では、 ピルム とペアで用いる。 一般的に、その二本を一本ずつ持ち、まずピラを投げて敵を怯ませた後、ピルムを投げる。 このピルムは比較的重量がある為、盾を構えてもそれに刺さり、重みで楯を思うように扱えなくさせてしまう。 そして、剣によって白兵戦を仕掛けるのである。
項目 | 内容 |
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名称 | ピラ |
pila(ピラ) | |
分類 | 投擲/投槍 |
全長 | 1〜1.2m |
重量 | 800〜1200g |
射程距離 | 20〜30m |
時代 | 紀元前4〜紀元後1世紀 |
地域 | イタリア |
文化圏 | 古代ローマ |
更新日:2004/02/26