ソリフェレウムは、全身が全て鉄でできた細身の重い槍である。 中央の部分には握りがあり、握り易くなっている。 ソリフェレウムは、投槍の類で、敵を兜や楯、鎧ごと貫いて倒す事が可能であった。 また、古代ローマ軍が用いたピラやピルム同様に、その重みによって刺さった盾を使用不可能にしてしまう。
ソリフェレウムは、イベリア半島のイベリア人が用いた独自の武器である。 ケルト人とイベリア人の混血種が一時期用いた事もあったが、彼らは ローマの、軽量化されたピルム等の武器を好んだ。
項目 | 内容 |
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名称 | ソリフェレウム |
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分類 | 投擲/投槍 |
全長 | 1.7〜1.8m |
重量 | 1.8〜2.5kg |
射程距離 | 5〜10m |
時代 | 紀元前3〜紀元前1世紀 |
地域 | スペイン |
文化圏 | イベリア人 |
更新日:2005/02/15