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スリング sling

sling

スリングは、遠心力の力で石を飛ばす事の出来る武器である。 英語でそのまま石投器という意味を持っている。 構造は単純で、石等の弾を保持する革あるいは布の両端に、紐が括り付けられている。

用法は比較的簡単で、真ん中の石受けに石や鉛を包み、一方の紐を指に括り付け、同じ手にもう一方を握り、頭上で振り回す。 そして十分な加速をつけて手を離すのである。 そうすれば石や鉛などの弾丸が標的に飛んでいくが、十分な命中率を発揮するには訓練が必要である。

スリングは非常に単純な構造である為、古くから使われてきたが、石をただ投げるよりはるかに強力で、衝撃力でダメージを与えるという事が特徴である。 それは衝撃力である事が大きい。 金属の鎧で覆われた敵に弓矢でダメージを与えるには、 強力なクロスボウを 用いる必要があるが、スリングなら金属の上からでも衝撃力によって致命傷を与えられるのである。 しかし、弓矢の威力があまり強力でなかった時代は広く用いられたが、 時代とともに弓矢が強化されるにつれて、あまり使われなくなっていった。 それでも火器全盛後、植民地獲得に挑む冒険者達を苦しめたのが、 原住民のスリングによる攻撃であった。

スリング:諸元
項目 内容
名称 スリング
英:sling(スリング)
分類 投擲/投石器
全長 100cm
重量 300g
射程距離 100m
時代 1万年前〜19世紀
地域 全世界
文化圏 全文化圏

更新日:2004/09/02

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